リステリア菌の死滅温度は?妊婦と高齢者は要注意!?

   

食中毒の恐れがあるリステリア菌。加熱すれば死滅するそうだが、何度以上必要なのだろうか? 基本的に冷凍食品なので加熱するだろうが、「安心」をしたいということで死滅する温度を調べてみた。

 

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<リステリア菌とは?>

 

河川水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌。 これまでの食中毒統計では、リステリアによる食中毒の報告例はない。しかし、食品安全委員会の評価書によると、リステリア感染症の推定患者数は年間200人(平成23年)とされている。

 

リステリア菌に感染して重症化することはまれだが、妊婦、高齢者の方は要注意と言われている。

 

妊娠中の方は一般の人よりも20倍感染しやすく、胎盤を通じて胎児に菌が感染し、最悪の場合は流産や死産の原因になる場合がある。

 

 

<リステリア菌の症状>

 

潜伏時間は24時間から約90日間といわれ、インフルエンザと似た症状がでる。3839℃の発熱、頭痛、悪寒、嘔吐、倦怠感、筋肉痛、吐き気などだ。

 

重症になると脊髄膜炎や敗血症になり、この場合の致死率は2030%と危険である。

 

 

<加熱で死滅は何度?>

 

「食品微生物〈1〉基礎編―食品微生物の科学」によれば、

 

 

生乳中での加熱において、菌数が1/10に減少するまでの時間は52.2℃→43.57分、57.8℃→6.25分、63.3℃→0.47分、68.9℃→0.06分。

 

滅菌乳中での加熱において菌数が1/10に減少するまでの時間は52.2℃→28.53分、57.8℃→4.10分、63.3℃→0.43分、68.9℃→0.07

 

という難しい言葉で書いてある。

 

 

簡単にいうと「68.9℃で0.06分」⇒「68.9℃で加熱すると3.6秒で1/10以下」になるってこと。

 

 

今回の騒動は冷凍のグリーンピース。 電子レンジやフライパンで70℃以上で加熱されているケースがほとんどだろう。

 

 

厚生労働省は「健康な成人では非常に多くのリステリア菌を摂取しなければ発症しないため、賞味期限や保存方法を守っていれば、食中毒が発生するほどの菌数になることはない。発症しても軽症で自然に治るとされてる」

 

 

とは言え、妊婦さんは心配だろう。 本来、リステリア菌の心配があるのはナチュラルチーズだ。

 

妊婦さんは避けた方いい食品として上げられている。

 

ナチュラルチーズとはカマンベールチーズやブルーチーズなど。 加熱殺菌処理されているプロセスチーズなら食べても大丈夫。

 

チーズを食べたい時は、加熱殺菌されているかどうか確認することが大事である。

 

万が一にもリステリア菌に感染した場合、早めに抗生剤で治療すれば胎児への感染を防ぐことが可能とのこと。

 

 

こういう事は、気を付けなくて後悔することはあっても、気をつけすぎて損することはない。 特に6月以降。リステリア菌以外の食中毒菌にも十分注意していきたい季節である。

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 - 食中毒